After Effects

シェイプ線の描画に合わせて文字を出現させる方法【After Effects】

kishioka-yasuo

今回は、After Effectsを使用して、シェイプ線の描画に合わせて文字が出現するアニメーションを作成する方法をご紹介します。このチュートリアルでは、マスクと「パスのトリミング」を活用したシンプルで洗練された演出を作成します。

■完成イメージ

文字を囲むシェイプ線が描画されると同時に、文字が枠内に現れるアニメーションです。このような表現は、ローワーサードやタイトルデザインに最適です。

■手順

1. コンポジションの作成

  1. 新規コンポジションを作成します。
    • コンポジション名: 「ローワーサード」
    • デュレーション: 4秒
    • サイズやフレームレートは任意で設定してください。

2. テキストとシェイプの作成

●テキストの作成

  1. 文字ツールを選択し、画面上をクリックして「AFTER EFFECTS(例)」と入力します。 
  1. 文字パネルを開き、以下の設定を行います。
    • フォント: 任意
    • サイズ: 任意
    • 塗り: 白色(#FFFFFF)

整列パネルを使用して、テキストをコンポジションの中央に配置します。

●シェイプの作成

  1. 長方形ツールを選択します。
    • 塗り: なし
    • 線: 白色(#FFFFFF)
    • 線幅: 20px(任意)
  2. テキスト「AFTER EFFECTS」を囲むようにドラッグして、長方形の枠を描画します。
  1. 作成したシェイプレイヤーの名前を「ボックス」に変更します。
  1. 整列パネルを使用して、「ボックス」をコンポジションの中央に配置します。

●シェイプの線端設定

  1. タイムライン上で「ボックス」を選択し、検索ボックスに「」と入力します。
  2. 」のプロパティ内にある「先端」を「突出」に設定します。

3. パスのトリミングを適用

  1. タイムラインで「ボックス」のコンテンツを選択します。
  2. 追加▶」をクリックしパスのトリミング」を選択します。
  1. タイムラインのインジケーターを0秒に移動し、「パスのトリミング1」を展開します。
  2. 開始点のストップウォッチをONにし、数値を「100%」に設定します。
  3. インジケーターを2秒に移動し、開始点の数値を「0%」に変更します。
  1. 2つのキーフレームを選択し、「イージーイーズ」を適用します。

4. マスクの作成

●マスクの適用

  1. タイムラインで「AFTER EFFECTS」を選択します。
  2. 長方形ツールを使用して、「ボックス」のすぐ内側を目安にドラッグし、長方形のマスクを作成します。

●テキストのアニメーション設定

  1. タイムラインで「AFTER EFFECTS」を展開し、「テキスト」の右にある「アニメーター▶」をクリックします。
  2. 位置」を選択します。
  1. インジケーターを2秒に移動し、「アニメーター」の位置のストップウォッチをONにします。
  1. インジケーターを0秒に戻し、Y座標を調整して「AFTER EFFECTS」の文字が枠の上方へ完全に隠れるように移動させます。
  1. 2つのキーフレームに「イージーイーズ」を適用します。

5. パスの描画方向を調整(必要に応じて)

  1. タイムラインで「ボックス」を選択し、検索ボックスに「パス」と入力します。
  2. 長方形パス1」の「パスの方向反転」を使用して、パスの描画方向を時計回りまたは反時計回りに切り替えます。

■まとめ

以上の手順で、シェイプ線の描画に合わせて文字が出現するアニメーションが完成します。このような演出は、シンプルながらも視覚的に魅力的で、さまざまなプロジェクトで活用できます。ぜひ試してみてください!

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Yasuo Kishioka
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