「平面」機能で簡単!奥行きのある3D影付き文字の作り方【Illustrator】
Illustratorの「3Dとマテリアル」機能、使いこなせていますか?
立体的な文字といえば「押し出し」が定番ですが、実は「平面」機能を活用することで、シンプルながらもスタイリッシュな「地面に落ちる影」を主役にしたデザインを作ることができます。
今回は、アイソメトリック(等角投影図)風の奥行きのある3D文字デザインの作り方を解説します。
1. ベースとなる文字を準備する
まずは、デザインの土台となる文字を入力しましょう。
3D効果を適用した際にディテールが綺麗に見えるよう、少し太めのフォント(Elza Boldなど)を選び、サイズは100pt以上の大きめに設定しておくのがポイントです。

2. 文字を3D化(オブジェクトの設定)
文字の角度を変えて、立体的な配置にしていきます。
●メニューバーの「ウィンドウ」>「3Dとマテリアル」を選択してパネルを開きます。

●文字を選択した状態で、パネル内の「オブジェクト」タブをクリックします。

●「3Dの種類」から「平面」を選択してください。

●「回転」の項目にあるプリセットから「アイソメトリック法 – 右面」を選びます。
これで、文字が斜めを向いたような状態になります。

3. ライト(光)の設定
次に、影の出方を決めるライトの設定を行います。
「3Dとマテリアル」パネル上部の「ライト」タブに切り替え、以下の通り数値を入力してください。

- 強度: 10%(光を抑えることで影を際立たせます)
- 回転: 180°
- 高さ: 45°
- 柔らかさ: 60%
- 環境光: チェックを入れて「100%」に設定
4. シャドウ(影)の設定
ここが今回のデザインの肝となる、影の設定です。
同じ「ライト」タブ内を下にスクロールして、「シャドウ」のスイッチをオンにします。
●位置を「オブジェクトの下」に設定します。

●以下の数値を入力して、自然で広がりのある影を作ります。

- オブジェクトからの距離: 0%
- シャドウの境界: 400%
これで、文字の足元からスッと伸びる美しい影が現れます。
5. レンダリングして完成!
最後に仕上げの処理を行います。
パネルの右上にある「レイトレーシング」のスイッチをオンにしてから、「レンダリング」ボタンを押してください。
少し待つと、計算によって細部の質感や光の反射がリアルに表現され、高品質な3D文字が完成します!


●うまくいかない時のヒント
もし完成した文字がぼやけて見える場合は、元の文字サイズが小さすぎる可能性があります。
3D効果は解像度に依存するため、はっきりしたエッジを出したいときは、思い切って文字サイズを大きく設定してみてください。
シンプルな工程ですが、ポスターやWebの見出しなどで目を引くこと間違いなしのテクニックです。ぜひ試してみてください。
