背景を透過するための「AIポートレート」と「クロマキー合成」。2種類の機能を使って、人の動きに合わせて文字を透過させる方法を紹介します。
※「AIポートレート」は、同製品内の有料のサービスになります。
AIポートレートによる制作方法
予め、黒ヌリ・白フチのテキストをキャプチャ、画像として用意しておきます。
最終的に黒ヌリの箇所が透過される仕様です。
映像とテキストの順に配置しているタイムラインの上に、同じ映像を配置します。
配置した映像に、「エフェクト」から「AIポートレート」内の「セグメンテーション」を適用します。
エフェクトを適用した映像のみを表示させると背景が削除されていることを確認できます。静止画のようには、きれいに切り抜きが出来ているとは言えませんが、今回のような使用に於いては、アラが目立つことはありません。
テキストの塗りを、最初にキャプチャ用に指定した黒とは別の色に、変更します。
最初に画像化しておいたテキストを、一番上のタイムラインに配置し、合成を「スクリーン」に設定すれば完成。人が動いている箇所だけが透過されるようになります。
クロマキー合成による制作方法
予め、背景になる映像、または画像と、グリーンバックの映像を用意します。
グリーンバックの映像をタイムラインに配置します。
※グリーンバックの処理以外は、AIポートレートと同じ工程になります。
クロマキーの項目をチェックすることで、自動的に背景のグリーンが削除されます。
最後に、AIポートレートと同様に、画像化しておいたテキストを配置。合成を「スクリーン」に設定すれば完成です。